GUMI

溺れるナイフのGUMIのレビュー・感想・評価

溺れるナイフ(2016年製作の映画)
3.3
おもしろくてつまらない


原作読んでません。アラサーの自分からしたら 10代なんだからもっと夢見ろよ!と熱くなってしまうくらいに冷めたティーンたちが出てきます。
ティーンなのに「この人がすべて」「この先こんなもんでしょ」と悟って止まない感じがこの作品ならではで。
他人からの評価軸なんて曖昧になってる今だけど、いざ人から自分の望まないレッテルを貼られると不快よね。カメラマンがとにかくウザい。

自己表現に悩む主人公を演じる小松菜奈ちゃんの繊細な演技はさすがだし、同学年の子たちに比べて一歩も二歩も先を見てしまったような彼を演じる菅田くんも言わずもがな。
絶頂期の二人の爆発力と停滞期の緩急が観てよかったと感じる一番のポイント。

二人のお蔭で見入ってしまうので きっとこの作品の出来は良いはずなんだけど、自分の価値観に反する部分があるゆえに認めたくないのだと思う。あと音楽は少し喧しい。音を抑えてもう少し感じさせてほしかった。

夢のようで夢のない作品でした。