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ハッピーエンドのroppuのレビュー・感想・評価

ハッピーエンド(2017年製作の映画)
4.2
皮肉なハネケが考えそうなタイトルで、一体どんなハッピーエンドを魅せてくれるのか、割と時代に向き合った作品だった。

ハネケは、生と死、若者と老人の対比を好むように思うが、これもそういった類と言ってまず間違いはない。
"愛、アムール"のその後のような、またはそうと言わんばかりの世界は、舞台は変えてはいるが、まだ外からの異物を耐え難く受けとめているようだ。

SNSやメールなどネット社会における他者に対する無関心やレスコミュニケーション的なアプローチで、この家族たちを彼もまた外から見据える。

移民問題の映画ではなく、移民にどう反応するかの人々の反応。
SNS、インターネットがもたらす影響ではなく、それにおける人々の反応。

無関心、不寛容、ハネケだわな。
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