Shoko

フリーキッチンのShokoのレビュー・感想・評価

フリーキッチン(2013年製作の映画)
3.4
〖フリーキッチン〗(映画/日本/2003)



『高校生のミツオは母親と2人暮らし。静かな生活を彩るこの家の食事は、人間の肉でできている。幼い頃に母が殺した父とその愛人を食して以来、食卓には人肉料理が並ぶようになっていた。そんなある日、ミツオはペットショップの店員・カナに惹かれ始め…』

昨日のクライモリいまいちだったーって言ったらフィルマの仲良しフォロワさんがお薦めしてくれたこちらの人間食べ食べ映画フロムジャパン。

人間食べってわかってるから冒頭のミートローフがやばそうにしか見えなくてそこからもうテンション上がってすごい元気になった。そうそう、こういうのが観たかったんですよ。
家庭的なハンニバルレクターぐらいの料理がたくさん出てくる。
そして主人公のミツオくんは食べただけで誰の肉(性別とか体型とか)かわかるんだけど、タジン鍋のときに「日本人じゃない…タジン鍋だからモロッコ人?!」みたいなシーンがあってめちゃくちゃ面白かった。
ていうかきっかけはお父さんだけど、あのお父さんかなりくそすぎて私だったら殺すのは殺すけど食べれなさそう、むかつきすぎて。
人肉食べたことないからわかんないけど、なんとなく嫌なやつのは食べたくなくない?好きな人の肉が食べたいと思うのはロマンチストすぎなんだろうか?だってさー嫌いな人の歯茎とか食べれる?!むりじゃない??歯茎が可食部かどうかわかんないけど…

最後まで喋っていい?喋るね。
ミツオも毎日人間食べてるからカナのこと食べたいって思ったシーンはまあそうだろうなとなったし、でもお母さんがカナ捕まえた時は逃してあげてて愛だった(そう?)
でさーカナも人間食べ族で、二人で殺したお母さんを食べるんだけど「これがまさにおふくろの味」ってナレーションに声出して笑った。そりゃそうだけどさあ。
ていうかこんなに人間食べ族が近くにいるのもすごいよね。私も知らないだけで身近にいるんだろうか、人間食べ族。
私はもう熟成しすぎた上に身が引き締まってないのでおいしくないですよ、食べないでください。

(61/おうち映画32)
Shoko

Shoko