大迫力の巨神たちによる殴り合いアクション大作！！怪獣版「クローズZERO」とでも言いましょうか「うおぉお！！やんのかゴルァアア！！！」の連続。景気が良いね〜。
コングを連れ出して怪獣(タイタン)達のルーツを探しに行く人々、はたまた怒り狂い暴走を始めたゴジラの真意を追う人々。その裏で進むとある陰謀によって、日米を代表する2体の巨神が向かい合う…。
バトルシーンは最高でした！もう殴り合う蹴飛ばし合うの応酬。特に香港での対決はゴジラの熱戦を避けながら香港の高層ビル群を必死に飛び回るコングの姿がカッコ良かったです。夜に光るカラフルなネオンがいい味出してて画的に好きでした。
どちらかと言うと物語の筋はコング寄りで彼に感情移入をしやすいです。人のエゴで海とか寒いとことか連れまわされて、行く先々で襲われて、可哀想に…。すごく表情豊かで負けへんでぇ！と立ち上がる姿には胸が熱くなります。あと彼の場合、マグロ食ってもダメじゃないです。←
対してゴジラさんは悪役顔でしたね〜笑 というか悪いボス顔。デカイけど速いし、いい意味で昭和や平成vsシリーズ感ありました。ところどころシンゴジっぽさもあって意識したのかな〜とニヤけました。でもこの世界においてゴジラは怪獣の王、トラブルがあれば出動するのが役目です。となればコングさんが島からノコノコお出かけなんてしたら何しとるんじゃあ！ってなるわけで笑 しかも人間さんも何か怪しいことしとるし、忙しいですねぇ。
ただやっぱり前評判にもありましたけど、相変わらずこのシリーズの人間パートのストーリーは小さ過ぎて読めなぁい！！(芹沢博士もそうだそうだと言っています) 雑過ぎですよ笑 ちょっとファンタジーに振り過ぎというか、前作でギリギリ保てていた(?)リアリティが一切無くなっちゃってます。怪獣メインで人間が薄いのは全然良いしそれを求めてますけど、メインに行くまでにその興味を削いじゃうようなどっちつかずな破茶滅茶展開は良くないかな〜と感じました。
コングと心を通わす少女ジアだけは凄く良かったです。彼女とコングの関係は繊細で希望がありました。
大画面といい音響は必須です。近くのシネコンの普通の箱で観たのですが、IMAXかDolby Atmosは欲しいなぁと感じました。設備頼りかよ〜とも思ってしまいますがそれをする価値があるアトラクション映画です。思いっきり街の破壊と巨神のぶつかり合いを体感して欲しいです。
-ネタバレのためちょっと下に-
観てない方は気をつけて…
VSメカゴジラ良かったですね〜！ 骨ギドラの意識によって暴走した事実上メカギドラなわけですが、コングとゴジラの共闘はやはり胸熱でした。割と人型に近いというか良い感じにキモい造形でしたね。小栗蓮さんかなり電気ショック受けてたけど生きてて欲しいな笑 続編あったらもうちょっとキャラ掘り下げてあげて…。
