Masato

キングスマン:ゴールデン・サークルのMasatoのレビュー・感想・評価

4.0
新年一発目!あけましておめでとう!

批評家、ユーザー共に前作よりも評判は低く、前作を超えることは出来なかったものの、まったく衰えておらず前作同様に楽しかった。

前作のヒットを受けて予算額が大幅に増えたなと実感できる。一応スパイ映画の括りで登場した本シリーズだが、もはやスパイ要素はなくド派手なアクションだらけ。まあ、007もこんな感じだから全然オーケー!

肝心のアクションシーンだが、マシューヴォーンのアクションは非常に良くできてる。カメラワークがぐわんぐわん動いて気持ちがいい。そして、見ているシーンの殆どがアクションシーンの伏線のようなもので、一度見たモノがアクションの道具として使われていくのは見ていて楽しい。前作同様、コマ落としを使って非常にスピード感のあるアクションシーンにしているのも◎。軽快な音楽に合わせたアクションも盛りだくさんで、まさか「Word Up!」が流れるとは!鳥肌立ちました。

前作の社会風刺は環境破壊とネット社会の危険性であったが、今回はアメリカのタイムリーな問題を突き出して描いている。それはまさしく麻薬に関する社会問題。この映画ではその問題に対する是非はそこまで描かれてはおらず、あくまでも「風刺」程度で済ませている。

ストーリーはシンプルでわかりやすく、気兼ねなくアクションもストーリーも楽しめる。塩梅が効いていて良かった。
140分だけどもその長さは感じられず、終わるまで最高でした。前作との繋がりが多くてそこも嬉しかった。

キャストの豪華さも凄い。ジェフブリッジズとチャニングテイタムは嬉しい。特にチャニングテイタムの滲み出るゲイ臭がたまらない!。ハルベリーもジュリアンムーアも出てきて豪華すぎた。

マニアックな余談になるが、「バイオレンスレイク」のガキンチョ軍団の唯一の良心キャラであった金髪のあの子が大人になって出てきていて嬉しかった。
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