三流

ペイ・ザ・ゴースト ハロウィンの生贄の三流のレビュー・感想・評価

2.8
ジャンル的には一応オカルトホラーに相当するのかな、ただホラーとして見るには音でビクッとさせられた以外は特別怖いと感じるようなシーンはあまり見受けられなかったので、そっち方面に期待して見ると肩透かしに合う可能性大かと。
私はニコラス・ケイジ目当てで見ただけなので、良くも悪くもニコラス印な作風に、まあそれなりには楽しめた部分もあったのですが、題材やある程度のストーリーラインは悪くなかっただけに、見終わってみると正直もう一声欲しかったかなと、そう思わなくもない作品ではありましたかね。

どちらかと言うとオカルトホラーな部分よりも、行方不明になった我が子を探すサスペンス的な部分の方に面白みがあった作品だったかなぁ。
ちなみに終盤のダークファンタジーな部分に関しては若干失笑してしまいました、最後急に雑じゃなかったですか???
と言うかペイ・ザ・ゴーストだったので、ニコラスが物凄いことになると期待してたのに、代償ってそっち側の話だったのかぁ・・・。
300年前の呪い、ハロウィン、ケルト文化、パーツパーツは悪くなく、雰囲気は結構好きだったのですが、でも出来上がった作品は良くも悪くもニコラス印、もう少しホラー色が強かったらなぁ、ちょっと勿体無かったですね。

しかし相変わらずニコラスは情けない役どころが妙に似合う俳優さんです。
子供を見失ったニコラスが、奥さんに責められまくる構図、結構嫌いじゃなかったです、ニコラス萌えどころポイントでしたね。
まあそんな部分も含めて、子供が行方不明になり夫婦それぞれが苦悩葛藤する様子は、結構胸に迫るものがあって意外と見入ってしまいました。
見せ方の拙さでオカルトホラーとしてはホントそれほど褒められた作品では無かったですけどね、雰囲気とニコラスの存在感で私はまあ何とか見れた作品でした。
それにしても、ニコラスの同僚の扱いが・・・何か可哀想。
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