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我らが門の内にてのAKALIVEのレビュー・感想・評価

我らが門の内にて(1920年製作の映画)
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#POPLIFEThePodcast #127 初春の「2020年映画総括新年会」#128 映画という文化の終焉に向けて >>> https://open.spotify.com/episode/6FuVaxpiSTyQuYD2almWkn?si=yq9PkmFRSQ-2PPgJydkAIA から色々と考えてきて、やっぱ解説よりも批評を、ハイコンテクスト化していくアートに怖気付く自分のためにもっと勉強して、眼醒めていきたい、"自分のために"「100日チャレンジ」を企画しました(❣️)。
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2021年以降の映画を理解し易くする為に、1920 - 2020までの100年を映画100本でレビューしていく試み。さあ大変だ。早速日付変わって、これと2本目をレビューしなくてはいけません。やるぞっ!
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例えば、Ari Aster監督『Hereditary』(2018)(A24)を観る際にToni Collette(『The Sixth Sense』の助演女優)が出ている事や、その後、彼女がCharlie Kaufman監督『I'm Thinking of Ending Things』(2020)(Netflix)にも出ている事、映画の舞台がどれも箱庭の様になっている事、最後はメルヘンチックに終わる事、"今"を捉えるにはどうしても"豊潤"な"過去"を引用・参照する必要がある事。答えはいつも不確かながら、万物は流転するのではなく継承していることを私はもう忘れはしないでしょう🧐🥳。これが私のアンサー🤓(❣️)。
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🌈毎日22:00に投稿します。
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Oscar Micheaux監督による『Within Our Gates』(1920)は、当時の米国の、非常に危険な社会/文化状況とのクロス・オーヴァーであり、D. W. Griffith監督『The Birth of a Nation』(1915)を起点とするJim Crow lawsやKu Klux Klanの災厄の真っ只中にあったようで、ここ数年のトランプ現象と近似の様相を呈していました。
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分かり易く書いてみますと、米国において白人が黒人を虐げており、現在(いま)のようにアフロ・アメリカンの映画監督がいない時代に初めて黒人のための映画を撮ったヒトらしいのですが、数年前の事象が影響して、社会と文化が「分断」し出しています💔。デマとフェイクを乗り越えるための映画🎞。🌎世界が終わる前に"北部へ行け"と大切なヒトたちを救おうとした映画(?)。
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不穏さと切迫感から映画はかなりハイコンテクストになった(⁉️)。愛、裏切り、殺人、レイプ、リンチ、ギャンブル、混血、人種的高揚、白人の偏見、そして南部の農村から北部の都市への黒人の移住という複雑なプロットが80分に凝縮されています。無声映画ならではの初期の映画製作者たちの模索、何気なく映り込む当時の服装や家具が、興味を惹くか眠気を誘うか…(…)。ーーまあSpike Lee監督の原点らしいです(❣️)。
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主演女優Evelyn Preerの演じるSylvia Landryは婚約者のConrad Drebertが兵役から戻ってくるのを待つ間、従姉妹のAlma Prichardを訪ねるところからこの映画は始まります。👀罪を犯して逃げることになったLarry Prichardたちの前半のシーンや、黒人の子供たちのための田舎の学校が50,000ドルの支援により救済されるシーンや、ベンチでのLarryとSylviaの対話シーンや、SylviaとArmand Gridlestoneが揉み合うシーンや、彼女の胸に傷があり、それが彼女の出自を判明させる終盤のシーン、それを知ったDr. V. Vivianが、彼女に愛を告白し、結婚するまで。会話劇(多かったかな)。
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1920…
翌1921年は
Tulsa race massacreでした。
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Mamie Smith「Crazy Blues」(1920)
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https://open.spotify.com/track/5j6tQBJnNG4wLLdVISJ5g2?si=5NcqTFmQTdmlvK2aO2x-vw
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