今作も多幸感で胸がいっぱいになる素晴らしい作品に仕上がっていました。このシリーズの良いところは、ファンタジーと現実とのバランスが絶妙だという点。人間パートが現実離れしすぎると、ガーフィールドとかスクービー・ドゥの様なドタバタ劇に成りかねないのですが、適度にクールダウンさせるシュールさがより一層パディントンのファンタジー要素を際立てていて、最後まで安心して観ることが出来ます(前作でみられた親父の暴走がなかったのも◎)ベン・ウィショーの暖かみのあるボイスアクトも申し分なかったし、サリー・ホーキンスとの掛け合いもぴったり。悪役のヒュー・グラントもデッドプールのライアン・レイノルズばりの自虐ネタをブッ込んできたり、終始ノリノリで最高でしたね。終盤、ちょっとだけムスカ大佐にみえました(笑)3作目があるなら、是非同じキャストで制作してもらいたいところ
