ニャーニャット

ジョン・ウィック:チャプター2のニャーニャットのレビュー・感想・評価

3.3
(個人的に)前作の一番肝だったイヌを殺されてクルマを盗まれただけなのに怒り心頭で反社会的組織を1つぶっ潰すそのどこか馬鹿げた大袈裟感と舐めてたやつが強すぎて悪党がビビり倒す爽快感が今作はどちらも削ぎ落とされてて、純粋にひたすらアクションに注力している。

クラブミュージックとピンクネオン系のポップな絵作りの中でジョン・ウィックが次々と敵をなぎ倒していく。
そのアクションの手数は少ないんだけど、なんかめちゃくちゃゲームが上手い人の動画を観てるような気持ち良さがクセになる。ちゃんと頭を撃ち抜いてトドメを刺すのなんかFPSのクリティカルヒットの気持ち良さに限りなく近い。
今回の終わり方も、「そんなのクリアできるわけねーだろ!」っていう超難関ラストステージを前に、「けどこのゲーマーならやってのけるかも…見てみたい」みたいな謎の信頼感と高揚感に浸れる。

なんか一本調子ではあるんだけど、おそらく次も観てしまうだろなあ。

あと、ローレンス・フィッシュバーンがあんな饒舌に楽しそうに演技してるの初めて観た。なんか、台詞回しなんかサミュエル・L・ジャクソンみたいだったね。