2009年にニューヨークで旅客機がハドソン川に不時着し、
世界中で大きなニュースとなった奇跡の生還劇に秘められた知られざる実話を、
映画化した感動ドラマ。
離陸直後に両翼のエンジンが止まってしまう非常事態の中、
サリー機長が瞬時の冷静な判断と卓越した操縦テクニックで、
乗客乗員155人全員の命を救うまでの緊迫の一部始終と、
その後の“英雄”サリーを待ち受けた過酷な試練の行方を描く。
本作は2009年1月15日に起こった事件の映画化なので、
事故が起こった14年後の本日1月15日に鑑賞。
TVで紹介された事があった航空機事故なので、
映画化されてもおかしくない内容だなとは思ってました。
良くある航空機事故を扱っている映画だと思いきや、
まったく違うアプローチで撮られている。
パニック映画ではなくどちらかと言うと公聴会で、
航空機事故の検証に徹している。
航空機事故になってからの救助活動で全員救出するまでが、
テンポ良く描かれている。
実際に24分で救出されている。
よりによって1月は寒すぎる。
やるなら7月。
クリント・イーストウッド監督が撮ってきた作品の中では最も上映時間が短い。
事故調査委員会の厳しい追及が見てて腹立たしいが、
彼らも仕事として検証しているだけである。
トム・ハンクスが白髪のおじいちゃんを好演。
白髪もめっちゃ似合ってる。
乗客乗員155人全員の命を救ったサリー機長の真摯な姿が印象的。
機内に最後まで残って乗客の避難を確認する。
副操縦士の最後のセリフ「やるなら7月に」は良かった。
エンドロールで、
機長ご本人と乗客が登場したのもいい。
みなさん自分の座った座席を覚えている。