しょうちゃん

ハドソン川の奇跡のしょうちゃんのレビュー・感想・評価

ハドソン川の奇跡(2016年製作の映画)
4.3
2009年にニューヨークで旅客機がハドソン川に不時着し、
世界中で大きなニュースとなった奇跡の生還劇に秘められた知られざる実話を、
映画化した感動ドラマ。

離陸直後に両翼のエンジンが止まってしまう非常事態の中、
サリー機長が瞬時の冷静な判断と卓越した操縦テクニックで、
乗客乗員155人全員の命を救うまでの緊迫の一部始終と、
その後の“英雄”サリーを待ち受けた過酷な試練の行方を描く。

本作は2009年1月15日に起こった事件の映画化なので、
事故が起こった14年後の本日1月15日に鑑賞。
TVで紹介された事があった航空機事故なので、
映画化されてもおかしくない内容だなとは思ってました。
良くある航空機事故を扱っている映画だと思いきや、
まったく違うアプローチで撮られている。
パニック映画ではなくどちらかと言うと公聴会で、
航空機事故の検証に徹している。
航空機事故になってからの救助活動で全員救出するまでが、
テンポ良く描かれている。
実際に24分で救出されている。
よりによって1月は寒すぎる。
やるなら7月。
クリント・イーストウッド監督が撮ってきた作品の中では最も上映時間が短い。
事故調査委員会の厳しい追及が見てて腹立たしいが、
彼らも仕事として検証しているだけである。
トム・ハンクスが白髪のおじいちゃんを好演。
白髪もめっちゃ似合ってる。
乗客乗員155人全員の命を救ったサリー機長の真摯な姿が印象的。
機内に最後まで残って乗客の避難を確認する。
副操縦士の最後のセリフ「やるなら7月に」は良かった。
エンドロールで、
機長ご本人と乗客が登場したのもいい。
みなさん自分の座った座席を覚えている。
しょうちゃん

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