このレビューはネタバレを含みます
正直、感想は自分の権力で女性を持て遊び手に入ればいらなくなる、わがままなうつ病の人の話って思ってました…
それは間違ってないと思うのですが、ただ見れば見る程、色んな意図が含まれて作られた映画なんだなぁーって！
あとミニチュアの世界でのリアルさがすごい！！
まさかのベットシーン！！
「フレゴリの錯覚」の主人公は知人が他人に見えたり、他人が知人に見えたりするという、一種の鬱状態で起こり得る病気を持っています！映画にはこの説明がないので「うん？」ってなってしまうが徐々に感じ取れてきます！！そしてマイケルが宿泊するホテルは「フレゴリ・ホテル」！
途中、顔がお面のようにはずれ慌てて顔を押さえるシーンがあるんだけど、何が何だかんだって感じでしたが、彼にとっては自分だけが特別であり、他人と同じ顔になることの恐怖を表してるんだなぁってー
こう考えると面白いー
アノマ・リサ…
これは「変則的（アノマリー）」、そう他人とはちがうと言う言葉から取っています！！
この主人公が、求めたものがリサにはあったんでしょうねー
そして最後、大人のお店で買った日本人形が歌を歌い出します。
それをぼっとただ、ただ、見つめる主人公。
人形の歌声は、リサのような美しい声…
「人形から精子みたいのが出てきたよ」
そして人間の艶かしい部分も…
最後にたどり着いたのは日本人形…
わかってくれるのも、愛しいのも大人のお店で買った日本人形…
ここが虚しくも儚くむず痒い…
でも結局、人間の欲である性欲という言葉がちらつく…
人と心を通わせられない苦しみと希望…
「あなたが去ってしまったのは残念だけど」「“アノマリサ”の意味を和英辞典で調べてみたら、“天国の女神”という意味だったわ」
うーん…これは本当考えながら見ないといけない映画です！
ちがう考え方としてマイケルが日本人形を息子に渡したとき、「人形から精子みたいのが出てきたよ」というセリフがあります！
そう、マイケルはリサとやったのではなく人形とやっていたのではないでしょうか？
