映画の舞台は、アメリカ ワイオミング州のウィンド・リバー インディアン保留地(居留地)。
ストーリーはミステリーっぽく書かれているがいたってよくある単純なストーリー。
音楽とカメラの撮り方と進め方がとてもミステリーっぽく見えるのでしょう。
ただこれが実話であるっという事が切なさが歯痒い。
そして色々な思いが詰まっている。
なんとも深くて興味深い映画です。
それが伝わるのがジェレミーレナーが演じるコリーの演技!
目の奥の怒りというか諦めというか…不甲斐なさというか…寂しさというか常にそれが感じられる!
「世界が敵に見える…」
「世界と戦うか、その感情と戦うかだ…
自分はその感情と戦う」
この言葉がとても胸にささる…
そう…めっちゃ戦っているのです。
そしてネイティブアメリカンの妖艶でどこか儚くて、その中に見える強さ!
全員カッコ良いです。そして目…
この映画は目がモノを言う感じ…
こんな演技あんまり見た事ないし、これで伝わる映画…これがすごい!
それがなんと、今回初監督を務めた脚本をしているテイラー・シェリダン。
初めてでこの深みはすごい!
そしてまたもや、フルハウスで見ていた子役のエリザベス・オルセン!
大きくなってからファッション雑誌やgossip誌でよく見かけます!!
まさかこういう演技をするとは!
からのラストのシーン…
色々あって違うラストみたいな所もありますがこれが本当のラスト…
コリーとナタリーの父親が、なんとも言えない切ない表情でワイオミングの山々を見つめて終わります。
これはアメリカでの問題ですが、きっと色々な国で同じような現状ある所がまだたくさんあるのでしょう…
そして同じ目をしながらも静かに、戦っている人がいる。ってこと知りました。
何回も、言いますがストーリーは単純ですが飽きずに最後まで見れて、とても深い意味を持ち、考えされられる映画です。