吉田ジャスティスカツヲ

ジュラシック・ワールド 炎の王国の吉田ジャスティスカツヲのレビュー・感想・評価

4.8
まず初めに製作陣にお詫び申し上げます🙇‍♀️

私は前作の『ワールド』の感想文のなかで"ヴェロキラプトルが日和るな‼︎ "

と…書きましたが、今回の『炎の王国』を観て、そこに私が汲み取ってあげられなかった優しいバックストーリーがあったのが判り…【そりゃ日和りますわ☺️】と考えを改めましたよ‼︎
しかもそのバックストーリーを観客が知るシーンは【映画本編中では、別々の離れた場所を交互に映す手法】なのに相互に感動を高める作用を生んでいたこと、に関心しました。

上記のそれが多分、今作で私の一番好きなシーンかもw
抽象的な表現で申し訳ありませんが【映画を観た方はなんとなく察してくれ…】


さてさて良くも悪くも、監督のスタンスは【アトラクションムービーはご都合主義だと非難されて上等だよ‼︎】
と考えているのでしょう。

次の瞬間に死ぬかもしれない環境で【軽口をたたきながら全力疾走で逃げる状況】なんて【普通はない】

また前作では達成できなかった旧シリーズの小ネタオマージュを、今作で全部消化できたのでは⁉︎

それをいくつも感じ取れましたが、大きくは初代作品にあった【厨房→地下の閉鎖空間→建物のロビーでの攻防】のシーンのオマージュがふんだんに使われていた印象です。

(´-`).。oO(なぜ吉田は何歳になってもこの恐怖に耐性がつかないのでしょう?何度もオシッコ漏れそうになりました。

ご都合主義の悪い部分をネタバレずに書くなら…
例えば主人公たちは、島への上陸から終幕まで一度もリフレッシュするヒマなんて無いのに【常に全身がキレイであったこと】
あれ程に死ぬ思いを何度もして、水場に突っ込んでも、
顔に擦り傷も無けりゃ、お腹も空かない、髪の毛もキレイなら、服の一部も破損していないのは変…
だがそれを言ってはいけないのが観客の立場なんですよ。


さて一方で、映画テーマは第1作の基本に立ち返る…
人間のテクノロジーは自分たちの手に負えない領域に触れてしまったのではないか?という疑問を突き付けてきます。

最後にはとんでもない光景を出現させる。
そんなあれもこれもを詰め込んだ【満漢全席を128分で平らげる映画】でしたよ‼︎


その中で際立つのは主役である恐竜たちでした…

煙の中で首を伸ばす巨大な草食恐竜🦕の切なさ。

頑丈な額で頭突きする小型恐竜のキュートさ。

なにかと出てくる度に【いちいち歌舞伎化するT-レックス🦖】

ヴェロキラプトル、ブルーの雄々しさ(ブルーは女の子)。


人間たちは醜く、恐竜たちはみな愛おしい…


エンドロールで私が叫びたくなったことをメモ📝に記して、評を締めます😉