ぬーたん

恋妻家宮本のぬーたんのレビュー・感想・評価

恋妻家宮本(2017年製作の映画)
3.0
普通に面白い。
でも。
別に映画にするほどではなく、民放ドラマで十分というレベルに感じた。
主役2人は結構好きな俳優でコメディーならピッタリと思ったし、レビューの高さもあって期待したが…。
先ず、これコメディーなの?全く笑えるシーンがなかったけど。
先が読める安心平凡な展開。全く裏切らないが全くトキメかない。
子育てが終わった夫婦の普通によくある話。
先生としての話も定番スタイル。
あとは?

阿部寛は相変わらず、ダメ男が似合う。愛らしい。
天海祐希は気丈な役は合ってるが、専業主婦はピンと来ない。
やっぱりキャリアウーマンが似合う。
綺麗でおしゃれ。
工藤阿須加はオドオドした感じが阿部ちゃんに似ていて良かった。

年代的には共感出来るはずなのに、ロマンティックなシーンでは特に居心地の悪さを感じてしまった。
家飲みのシーンとか。
駅のローソクのシーンとか。
観ていて何だか恥ずかしいわ。

福島の被災地のボランティアの話を持ち出すが、そういうシーンもない。
描く世界が狭くて、景色とか映像とかがこれといって良い所もなく。
家と料理教室と学校だけ。
あり得ないタイミングの電車や停電。
来るな~と分かってしまう、チープな作りに思えた。

ラスト、皆で拓郎の歌を唐突に歌い出すシーン。
ボリウッド的な?
全員集合!
過去の自分たちもご一緒に!
なんだろう、この違和感。
ぬーたん

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