原作は稲葉圭昭の手記「恥さらし 北海道警 悪徳刑事の告白」で実話をベースにしたお話。
北海道警に就職した諸星は先輩刑事に「警察で出世したいなら点数を稼ぐこと。そのためには「S」、つまり裏社会にスパイを作ることだ」と教わり、それを実践する。警察庁長官狙撃事件を機に、警察は銃規制・摘発に本格的に乗り出しており、諸星はSを使い、効果的に拳銃を集めどんどん出世していく。とんとん拍子に出世し、銃器対策課のエースと目されるようになった諸星であったが、徐々にさらなる悪に手を染め始めた、、、という感じのお話。
綾野剛が見事ですね。
任官したばかりの頃のフレッシュな感じから、どんどん悪に染まっていく様を見事に演じてます。
テンポの良い展開も良く、ストーリーにどんどん引き込まれてしまいます。
キャストがまた素晴らしい。北海道警の面々やS達、諸星を取り巻く女性達、どれも魅力的なキャラですね。
昭和から平成初期を丁寧し再現したロケやセットも抜群。
原作が実話だということにも驚きました。
非常に見応えのあるピカレスクストーリーの秀作だと思います。
