Longsleeper

SHERLOCK/シャーロック 忌まわしき花嫁のLongsleeperのレビュー・感想・評価

4.2
ドラマ本編では現代を生きているシャーロック・ホームズが、映画では元ネタの通りの時代を生きて、難事件に挑む。
本編をフィーチャーした場面があるので、ドラマを観てからの鑑賞がいいです。

表題の『忌まわしき花嫁』の他にも、ホームズの原作短編を合体させ、現代と絡むテーマを織り込んだストーリー。
毎度のことながら、キャラクターの誰もが愛おしくなるディティールと、テンポの良い展開に時間があっという間。
本編の彼らが、19世紀ではどんな姿になっているか観るのが楽しかった。
この頃のヨーロッパ好きなので至福。
現実には、衛生状態や治安はこんなに良くなかったと思うけど笑

マイクロフトの「負けるべき戦い」という言葉が最初は意味わからなかったけど、終盤で見事に回収してくれてすっきりした。
Metooが盛り上がるなり、ポリコレに盤石に応えた脚本でここまで面白い物語を描く人がいるわけで、「細かいこと言ってたら面白いもの作れない」とかいう人がいたら是非お見せしたい。
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