殿様ホテルの作品情報・感想・評価

殿様ホテル1949年製作の映画)

製作国:

上映時間:93分

3.4

「殿様ホテル」に投稿された感想・評価

mingo

mingoの感想・評価

3.5
ディスクもCS放映ももちろんなしのレア作品。チョイ役にもかかわらず原節子の存在感を再認識。
主演、河津清三郎の愛嬌の良さ素晴らしさもあり、それを支える脇役陣の好演も見ものだが、映画そのものは微妙の妙。後半法華の太鼓と共に盛り上がりを見せるが、監督の倉田としては日本版グランドホテルを狙ったのだろうか。十年後の川島雄三「貸間あり」の先駆的作品。
chiyo

chiyoの感想・評価

3.5
原節子の義兄・熊谷久虎が代表を務める藝研プロの第1回作品で、原節子は女スリ役でのゲスト出演。彼女自体は中盤で早々に引っ込んでしまうけれど、全体的にコメディ色が強めでなかなか面白い。ちょっぴりおとぼけな人の好い元華族の花小路、勘違い女中にギャンブル好きな女中、真面目だけれど少しズレている元執事の番頭など、「家庭旅館」の面々が個性豊かでクスクス笑いが止まらない。さらに、花小路の思いとは裏腹に、宿泊客は訳ありばかりというオマケつき。そんな中、ヒロインではあるものの極めてまともな千代は、周りに比べると存在が薄い気がしないでもなく。それにしても、こんなにもコミカルな内容なのに、終盤で死者を出してしまったのが本当に勿体無い限り。個人的には、もっと軽い気持ちで「東京ブギウギ」を聴きたかったな、と思う。が、愛嬌のある娯楽映画で、珍しい役柄の原節子が見られる貴重な1本!
obao

obaoの感想・評価

3.6
@シネ・ヌーヴォ
特別出演 女スリ 原節子
…という衝撃。オープニングクレジットに場内がザワつきました。

今作は、原節子さんに大きな“影響”を与えた義兄の熊谷久虎が代表を務める藝研プロの第一回作品ということでの義理的なゲスト出演。わずかな時間ながら、強烈なインパクトを残してフェイドアウトしていきました。

1947年に華族制度が廃止されたのを受けた本作。元華族が営む「家族旅館」というダジャレのようなネーミング。その「家族旅館」の従業員とそこに泊まるいかがわしい人たちが巻き起こす何ともチグハグな喜劇。

原節子さんのインパクトに押されながらも、今作の本当のヒロイン チヨ=井川邦子さんも日本人離れした顔立ちでお美しい。

しかし、やっぱり飯田蝶子さんの飄々とした感じには…癒されます。吉川満子さんとの『長屋紳士録』コンビも嬉しかった。。。

戦後間もない日本。風景や人々からも明るい希望が感じられる映画でした。

【追悼 永遠の女優・原節子】にて
isopie

isopieの感想・評価

-
シネマ△トライアングル上映会/TCC試写室
神

神の感想・評価

3.5
元華族の元殿様が始めたというだけなのに珍客率100%の『家庭旅館』は、事件多すぎドキドキ旅館だった。美しい女スリ原節子と狂いっぷりが見事な藤原釜足がよい。
(結果的に原節子追悼上映となった。合掌)