タッくん弐

君の名は。のタッくん弐のレビュー・感想・評価

君の名は。(2016年製作の映画)
2.3
小生同様、今作を避けてきた方も多いのではないでしょうか

監督がどうしてもイジリー岡田がコントで扮しているような外見の印象でして、音楽担当RADWIMPSと共に自分達が芸術家である旨を前面に押し出す軍団

劇中MVみたいにお歌が急に流れるのも苦手、男女入れ替わる系の話も苦手、なんかやたら高い登場人物達のテンションも苦手

公開当時、夢中になれそうになかった理由を今回の初鑑賞で再確認致しました

つまりその際からお話についていけるだけの若さを失っていた結果、自らの体力の減退を感じさせるものであったのです

これは堂本光一様曰くSHOCK的な出来事でして50年代以降の同名作歴史を知る世代が若者との接点を持つきっかけである本作を有効活用出来ない表れ

2人が初めて会って若干イチャイチャするのも本当マジで観てて泣きそう、吾輩の青春はまるで一生懸命さに欠けどうせ報われぬ代物

兎に角要所で聴かされる野田氏の歌声がバンドを好んで聴かぬ者にとっては集中力を削がれてキツい

この後、個人的に『天気の子』初鑑賞が待ち受けている次第ですが同様の感想になるのでしょうか小生のような暗部の者には

公平さを忘るることなく心して挑みたいと存じますがイジリー岡田氏は実際大変なる紳士、BOY MEETS GIRLを描き続ける監督はボキの劣等感を解消して下さいますか

ときめきが消せやしない
いま、あなたに伝えたい
タッくん弐

タッくん弐