結末が有るような無いような微妙な映画。
特段の盛り上がりも無く、終盤に“ある秘密”が明かされて終わるのだが、そこが盛り上がりポイントだったかと言われると、うーん、自分はそれに乗れずに微妙な感じのまま終わってしまった。
ただテーマとしては面白く、就活という人生の大きな節目でもがく若者の心情がうまく表されていた。自分もグループディスカッションなどは苦手で、意識高い系の人には引いてしまうところがあるけど、もし当時SNSがあったら裏アカで批判したり愚痴ったりしていたかも。
まあ、そうやって悪い方向に気持ちを向けたり、他人を気にし過ぎること無くラクに生きた方がよい。
劇中でも余計なことを考えずに、社会人として働くことに意識を集中した人の方が内定をもらえていたけど、選ぶ側としても仕事仲間としてはそういう人を選ぶものだと思う。
そういう就活に絡めた人間の内面を描いたのは面白かったのだが、最後は観ている側で感じ取れという作りで、何かスッキリとした終わりではなかった。
