以前テレビでやっていたものを録画で鑑賞。レビューし忘れてました。
こちらも是枝監督の作品ということで鑑賞。
前情報無しで観たので、最初は「樹木希林が死んでどうこうする話かな〜」と思っていたのですが、死ななかったですね＾＾；
しかも、思ったよりお話自体はコンパクトで驚きました。これを映画にしよう、と思えるなんて、映画を撮る力がないと出来ないな、と当たり前のことを思ったりしました＾＾；
突飛なアイデアや迫力ある映像で、なんだかすごいものを作ることも良いとは思うのですが、こういう普通の話で２時間映画に出来るって、相当センスないと怖くて手が出せないような。wikiで、海外では是枝監督が小津安二郎に似ている、と受け取られているような記述がありましたが、納得です。普通の人の話を、こちらの胸の奥までストンと落ちるような見せ方をしてくれるのが心地よくて惹かれます。
阿部寛のダメっぷりも良いのですが、切ないですね。そんなに元奥さんと子供が好きなのなら、更生すれば良いのに。出来ないのが人間なのですかね。
奥さんも、シングルマザーで大変ですよね。新しい夫候補と付き合っている描写が、なんだか切なかったです。子供も本当は嫌でしょうね。でもお母さんの負担を考えると、再婚も必要なのだろうな、と思えるような年ですしね。。みんな単純に幸せになりたいのに、何かを我慢して安定と少しの幸せを取るような、人生ってそういうものかなぁ、と少し切なくなりました。
ただ、全体を通して暗くはなく、樹木希林さんのおばあちゃん感や阿部寛さんのダメさが面白くて、楽しくのほほんと観れたのは良かったです＾＾ホームコメディとして面白い＾＾
急に元夫の実家に泊まることになるなんて、私なら台風でもなんでも無理して帰るな、、、と思うのですが、ちゃんと泊まっていってくれるところを見ると、真木よう子は良いお嫁さんだったのだなぁ、、勿体無いなぁ、、とまた切なくなりますね。。結構汚い義実家ですし、、＾＾；お風呂とかすごいな、、
