・親と暮らす独身43歳の太っちょの大男フーシ 空港の荷物運びの仕事をし 家に帰ってラジコンやジオラマを作って静かに暮らす毎日 そんな中知り合ったセンシティブな女性シェヴン 気ままに振り回されつつ少しだけ前に進み始めたかのように思えたが…的な内容
・なんて事のない日常の中でほんの少しさざ波が立つ様子を描いた本作、大きな起伏はありませんが平凡である事がじんわり愛おしくなって来る様な作品でしたね
・フーシが近所の女の子ヘラを連れてドライブに行ったくだりで、車の窓から見える景色が綺麗だからその場所を定位置にしていたんだと気付いた時、ただ単純な時間潰しだと思って見ていた自分を少し恥じましたね…思った以上にフーシはリリカルで乙女度高いのでは？と…
・淡々とした日々もそれなりの楽しみを見つけて過ごしているのに周りからは「えっこんなんで大丈夫？もっと外に出れば？もっと楽しい事すれば？デートとかすれば？恋人は？」なんてなコト言われたり…あるある…
・只々献身的なフーシを歯痒く思いつつも 身近にこんな人が近くに居てくれたらホッと出来るありがたい存在なんじゃないかなぁと 皆が皆同じ活動量(熱量)じゃなくてもいいと思いましたね 安定の低空飛行
・ラスト 飛行機に乗り込むフーシ、どんな旅路になるのかな 楽しくてもつまらなくてもそれもまた良しです
