RRR

ナチュラルウーマンのRRRのレビュー・感想・評価

ナチュラルウーマン(2017年製作の映画)
3.5
・トランスジェンダーのシンガーであるマリーナは 年の離れた恋人オルランドと幸せな日々を送っていたが、ある夜突然体調不良を訴え オルランドは病院であっけなく亡くなってしまう 彼の親族からは辛く当たられ 警察からは不振の目を向けられ…

・説明っぽさの無い 自然で無理のない流れのLGBT映画でした 恋人に突然死なれた時にはリアルにこう言った親族関係諸々のゴタゴタや悩みはあるんだろうなと
・現在ドラマでも放送されている ゲイカップルの日々の生活と食を描く『きのう何食べた』に 会食を通じて親との顔合わせをするくだりがあるんですが、パートナーのお葬式等で普通に親族席(又は近しい間柄の席)に座る為のワンクッションと言うか下準備と言うか、一歩踏み込んで事前にきちんと話を通しておく事は結構大事なのかもなと思いました でもまぁそれぞれの歩み寄る姿勢と理解が無いと難しいのかもしれませんが…
・最後にマリーナがステージで歌った「Ombra mai fù(オンブラ・マイ・フ)」沁みましたねぇ… (この木立の木陰にありて 慕わしく 愛おしく この上ない穏やかさだった) ある日突然に愛を失っても 幸せな日々を懐かしみ反芻し、魂は永遠だと言わんばかりの歌声でした
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