太陽の光にあたることができない病にかかったヒロインが、真夜中に繰り出した町で出会った青年と恋に落ちていく物語。
昔、山田孝之と沢尻エリカの同名ドラマをみた記憶がある。日本のドラマ版はラストの展開がチープで、あまり良い印象が残ってなかったが、この作品は面白かった。
前半、主人公2人が恋に落ちていくのがキラキラしてまぶしい。はじめて体験することのワクワクや恋する高揚感が伝わってくる。また、終盤になっても過剰なお涙頂戴的展開がなく、切なくもスッキリ爽やかな余韻が残る作品だった。
ヒロインの親友の女の子も、まさに子どものころからの親友という感じでよかった。病気とかそういうのは友だちになるかならないかには全然関係のないことなんだなと。
90分ちょっとの短い物語だが、十分な満足感を得られるいい映画だと思う。