ぬーたん

映画 聲の形のぬーたんのレビュー・感想・評価

映画 聲の形(2016年製作の映画)
2.5
高評価で期待したけど、これは完全にダメでした…。
若い人に評価されてるのかな?
私は年齢的に親目線なので、こういう話は辛いなあ。
というか、
登場する大人があまりにもヒドい。
アニメだからリアリティーなくても構わないけど、感情移入が難しい。
例えば、先生。
硝子の転校の紹介シーン、いきなりウッカリした?
初日から聾唖者ということ忘れる?
校長の前で名指し?自分の責任はないのかぃ?
硝子の母親。
聾唖者である娘が転校したら様子が気になるもの。
ましてや高価な補聴器を何度も失くしたことに疑問はなかった?
何度も買い替えてようやく?
将也の母親。
170万を出して息子を怒らず。
いくら何でも燃やそうとする?
しかもそんな目的で貯めた金なんて要らん、という発言。
まず有り得ない。親なら言わない。
どんなに頑張ったか、大金を得るために。
アルバイトをどんな気持ちでしていたか。
という風で、あり得ないあり得ないと、独り言ちて観てた💦

ネタバレになるから書かないが、硝子や将也、植野たちのキャラの変化、感情の移り変わりが理解し難いことが多かった。
罪とか赦しとか大きなテーマよりも、小さな感情の変化が今一つ納得いかなかったというか。

ストーリー展開が上手く、障がい・いじめ・自殺という気が重くなるテーマの中で、恋愛・友情をうまく入れて、最後まで飽きなかった。
映像が綺麗。
花火などは綺麗過ぎて、逆にいかにも漫画っぽい人物描写とのギャップがあり、浮いた感じに見えたのが残念。
光の使い方が見事で、幻想的な雰囲気がお洒落だった。

誰に感情移入したのかな?これを観た方は…。
私はしいて言えば将也だけど、何だか悲しかっただけ。
ラスト近くはハラハラした。
後味は悪くなかったのが救い。
ぬーたん

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