1630年のニューイングランド。
敬虔なキリスト教徒の一家が、悪魔や魔女に脅かされるダークファンタジー。
いや、オカルトなのか??
自分はキリスト教徒ではないので、彼らが自らに課す戒律や贖罪の意味合いはよく分からなかったのだが、
中世の魔女狩り同様に、人の恐怖心と憎悪が魔女を生み出すという事なんだろうか?
家族の絆や愛情が、疑心暗鬼のもとに易々と壊れてゆくのは、信仰の深さ故か、人間の性なのか。
厳しい戒律や禁忌から解き放たれた少女トマシンがこの上なく美しくおぞましい。
所詮、人間は善よりも悪に魅了される生き物なのかもね。