アメリカ軍が産み出してしまったタコとサメの合体生物兵器“シャークトパス”。
この史上最狂のハイブリッド・モンスターは、更なる驚きの進化を遂げ、ついに海を飛び出し陸でも暴れまくり、人間界に牙を向け始めていた。
ある日、マッドサイエンティストはシャチとオオカミの遺伝子を人間に組み込み、信じられない合体生物を産み出すことに成功し…。
サメとタコのハイブリッド“シャークトパス”が暴れ回るモンスターパニック第3弾。
シャークトパスの今度の相手は人間が変化した狼鯨!
やぱり観てしまった。
もう時間の無駄なのは分かっていながらつい鑑賞してしまうタイトルのスゴさ。
そして、そんな期待を裏切っているのか、はたまた期待通りなのか、内容は当然ながら微妙です。
まず、開始2分でシャークトパスがいきなり出て来ます。
本当にいきなり出て来ます。
前作、前々作の個体との繋がりとか、詳しい説明は一切ないです。
さも当然かの様に出て来ます。
前作はもっとストーリーがしっかりしてたけど今作はイマイチ。
シリーズを重ねるに連れ、シャークトパスの人の襲い方に芸がなくなってきている。
そのかわり狼鯨が元人間だったり、シャークトパスが握手したりとか、ちょっと人間っぽい動きをしたりします。
また、主人公がシャークトパスに往復ビンタされたり、浮き輪を投げたらロープにつながってなかった…みたいなコミカルな場面が多かったです。
他にも【何故かツイッターでシャークトパスにフォローされている主人公の相棒】や、【何故か終盤で唐突に酔拳を使い始める主人公】という荒唐無稽な設定が次から次へと流れていく。
日本でも有名なサミー・ソーサのパクりや、怪しげなブードゥー教信者に、デタラメなマッドサイエンティスト。
もう、お腹一杯です。
ただしそのアホなやり取りに夢中になっていると、肝心のストーリーがどうだったか忘れてしまう可能性がある。
いや、たいしたストーリーなんてないんですがね……。
しかし、研究者の女とか助手の女の人とか、なんでああいうエロい格好なんだか。
ナース服なのにスカート短すぎ。
おっぱいも大きすぎ。
ただ、相変わらずCGはショボいけどシャークトパスは可愛いです
また、次第に成長していく狼鯨の姿はかなりグロテスクではありますが、時折見せる犬のような愛嬌に、思わず可愛くも見えてしまうから不思議です。
過去作の怪物は非常に無機質だったが、本作に登場する2匹は豊かな感情表現を見せてくれるのも前2作とは違う点です。
B級作品の帝王ロジャー・コーマンここに極みまれりって感じでした。