ファスビンダーの書いた戯曲を元に、ファスビンダー主演で作られた作品(監督は違う人)。
この戯曲はユダヤ人を取り扱っている事もあって公演当時、非常に問題作として議論が交わされ、公演中止に追い込まれる等、話題作となったようで。
※ちなみにファスビンダー自身はどちらかと言えば左寄りの人なのでユダヤ人差別をするような人ではありません。
こりゃファスビンダー信者としては見逃せないな!と期待を胸に鑑賞したのですが...
とてもガッカリな結果に終わってしまった。
何よりカメラワークとか演出がそんなに良いとは思えず、あまりセンスを感じられなかったです。
時代背景もあるので今の基準で語るのも良くありませんが、そこまで問題になるほどの内容かなぁと疑問も抱いた。
抽象的なセリフも多くてウトウト...
ファスビンダーは「第三世代」を除く他の映画を見れば分かるのですが、どちらかと言えば分かりやすいストレートな作風を好む人なんですけどね〜。
とりあえず本作は合いませんでした。
でもラストは結構いい。