ファスビンダー唯一のドキュメンタリー。
ドイツで定期的に行われている世界演劇祭の模様を映し、そこにファスビンダーによる朗読が重ねられる。
この演劇祭が非常にアバンギャルドな内容でして、何を伝えたいのか全く意味が分からず、考えても感じても意味が無いようにしか思えない。
ファスビンダーの映画はいずれも分かりやすいですし、様式化された作風を好むし、イタリアやフランスの芸術映画は嫌いだと言ってるのにこういった前衛的なものを好んでドキュメンタリーまで作るのはちょっと意外。
自分にはちょっと着いて行けない世界でした...
なにはともあれファスビンダー映画全制覇まで、あと9作。