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死霊館 エンフィールド事件のhideharuのレビュー・感想・評価

3.3
2018.12.7 DVDで再見。
イギリス劇場公開時には映画館で2度鑑賞。

「死霊館」の続編を製作するにあたってエンフィールド事件を題材にすると聞いて胸ときめきました。子供の頃に読んだ心霊関係の雑誌や本などでたびたび本物のポルターガイストだ、と紹介されて例の空中浮遊の写真も添えられていた。あれが映画になるなんて懐かしかったし、期待に胸が踊りました。
もっとも写真と本物のポルターガイストと紹介されていたこと以外はほとんど覚えてなかったですけど。

映画はエンターテイメントなので思うに事件を単純に映画化するのではなくてスピンオフにもなった凶悪尼ヴォレクが出てきたり、あんなに派手な怪奇現象は起きてはいないと思います。
でもどうにかリアリティを残す範疇で上手にまとめています。ウォーレン夫妻も頭から全てを心霊現象と決めつけず、どこか懐疑的で引いた目で見ていて良かった。

ただロレインがエドの死ぬ幻影を見ますが彼も実在する人物で後年もまだまだ活躍しているのは知っていたので劇中では死ぬことはないのは明白だったからクライマックスはちょっとスリルに欠けたかな。

ふと思ったのは「死霊館」、そして本作の冒頭で扱われるアミティビル事件もエンフィールド事件もすべて子沢山の家で事件は起こっています。
子供が多いと親の愛情が豊富に与えられなくて情緒不安定になるのでしょうか?

ウォーレン夫妻の活躍をもっと見たいです。今回冒頭で扱った「悪魔の棲む家」は是非単独での映画化を望みます。あれだけでは物足りない。
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