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コードギアス 亡国のアキト/最終章 愛シキモノタチヘのunkoのレビュー・感想・評価

3.5
反逆のルルーシュとR2の間に起こったブリタニアによるE.U.進行を描く。
食わず嫌いで当時は避けていたが、「奪還のロゼ」を観たならこっちを避ける意味もないと思い今更ながら観賞。
観てみると結構面白い。コードギアス要素もルルーシュとスザクが割と出てくるので担保していると感じた。

舞台は日本からE.U.へ。E.U.生まれの日本人グループ"wZERO"としてアキトは過酷な戦場に最前線として送り出されていた。
反逆のルルーシュではあまりなかった、才能ある各人がチームとして結束していく様子が描かれる。
それも単なる友情や上下関係だけではなく、乗っているナイトメアとギアスが脳内で鼓動し合うという設定まで盛り込まれておりなかなか面白い。(BRS(ブレインレイドシステム)というらしい)
パイロット同士の相性が良くないと機能しない設定で、そこでも間柄を示唆している。

惜しむべきは、ギアス関連等が全くはっきりしない点。
シン・ヒュウガ・シャイングのギアスの内容も予想の範囲をでないし、
故にアキトへの効果もよく理解できなかった。その辺は設定資料か何かに載っているのだろうかね。

加えてレイラ・マルカルが天才軍師で第1章から登場するが、長い時間を掛けても具体的に指示している場面がなく、
とんでも作戦でもいいからもう少し見せ場があってもよかったような…。

長編アニメ5話の構成だが、各章毎にしっかり物語的盛り上がりと引きを作っているのが劇場版っぽく、「奪還のロゼ」とは異なる部分だと感じた。
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