やまぞう

ダゲレオタイプの女のやまぞうのレビュー・感想・評価

ダゲレオタイプの女(2016年製作の映画)
5.0
黒沢清監督の初海外作品であり、真骨頂でもある。

ホラーというより、日本の怪談的な印象。
愛と憎しみ、愛と呪縛、愛と破滅。

そう、根底にあるのは、ラブストーリーなんだけど、ダゲレオタイプが象徴するように、永遠と死がこの作品を支配する。

不吉で禍々しい美しさは、怪談「牡丹灯篭」とか「四谷怪談」を思い出させる。

それにしても、何で都内でたった2館しか上映してねーんだよ。

フランス映画と黒沢清作品は、お好きな人向けって事なんですかね。

個人的には結構ツボにハマった。
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