しょうちゃん

スイス・アーミー・マンのしょうちゃんのレビュー・感想・評価

スイス・アーミー・マン(2016年製作の映画)
4.0
2017年89本目の劇場鑑賞。

ダニエル・ラドクリフが無人島に漂着した腐りかけの死体を怪演し、
遭難していた青年の心の友となるばかりか、
“スイス・アーミー・ナイフ”ばりに様々な場面で役立ち、
彼の過酷なサバイバルを助けていく奇想天外アドベンチャー・コメディ。

死体と下ネタが生きる希望を見出してくれるサバイバルヒューマンドラマで、
オナラで進む死体に乗って海を渡るシーンは物語の導入部に過ぎません。
現実なのかファンタジーなのかよくわからない世界へ。
設定がぶっ飛んでます。
意外だったのは、
ダニエル・ラドクリフ演じる死体が勃起をしたり、
「SEXしたい」と叫んだりと下ネタ満載でした。
ポール・ダノ演じるハンクが死体のメニーを活用して生き残ろうと試行錯誤していく様子は面白い。
笑わせつつも最後には観客を置いてはるか向こうに駆け抜けていく怪作でした。
よくある質問で、
「無人島に1つだけ物を持って行けるとしたら?」
当然、
ダニエル・ラドクリフです。
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