なんとも不思議な映画である。
不思議すぎる...
みんなの人気者ハリーポッターが水死体となって大活躍!
もとい、ダニエル・ラドクリフ演じる万能水死体が、海で遭難し無人島に漂着した青年を絶望から救う。
腐敗ガスの浮力と何故かジェットスキー並みの威力を放つオナラを利用し、無人島から脱出!
死体の口から無尽蔵に放出する水で喉を潤す。ついでにシャワー代わりに。
そのほか、色々と便利な機能がある水死体なのだが...これはホントに死体なのか??しゃべるし。。。
ファンタジーなのか、ホラーなのか、精神世界ドラマなのか、なかなかノリが掴めずに困惑。
無人島に取り残された青年の絶望が見せた夢オチなのか、幻影なのか。
はたまた孤独な青年の狂気か。
いやー、最後までオチ予測がつかなかったわ〜。
水死体のメニーは、最初はキモく感じたが、ポール・ダノ演じるハンクとの絆が深まるにつれ愛おしく見えるように。
オナラから始まり、ウ○コ、チ○コと、下ネタ満載だが、まさかオナラであんなに清々しい感動を覚えるとは。
ちなみに、何故題名が「スイス・アーミー・マン」なんじゃい??
と、不思議に思ってたら、万能ナイフ「スイス・アーミー・ナイフ」と掛けてたのか...
傑作。