垣根

パターソンの垣根のネタバレレビュー・内容・結末

パターソン(2016年製作の映画)
3.1

このレビューはネタバレを含みます

なんだろう…、題材としてはすごくわかるし淡々としながらも移ろう景色や日常の画の美しさとかはとても好みなんだけど、終始何故か不穏な予感しかしなくて何度もホラーじゃないよね?とはらはらしながら見ていた。
どこか閉塞感があって見ていてちょっと息苦しい。
まぁそれが日常なんだろうけれども。
一見変わらない毎日を過ごす中でもふと見た景色が美しかったり出会いがあったり静かだけど時間が流れていく、きっとあの夫婦はこれからも幸せに過ごしていくんだろうな。

このちょっとシュールで独特な空気感なんか覚えがあるなあと思ったらかもめ食堂とかめがねとかの荻上直子監督作品の雰囲気になんか似てるような…?
最後なんてまるで邦画を見ているような気分だった。
謎の日本人、最後にこの映画を字幕で見ている人間を全否定すること言ってて流石にちょっと笑っちゃった。それはそう、としか言えん。
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