このレビューはネタバレを含みます
仕事で疲れ、ちょっと気分が沈んでいた水曜日の夜、U-NEXTにて鑑賞。
展開は言ってしまえばありきたりでご都合主義だし、唐突にぬるっと始まるミュージカルにも違和感が否めないし、ミュージカルというには音楽もあまりぱっとしない。
けれど周りから抑圧され、ひとりぼっちだったユリシーズが良い仲間に出会い、自分と向き合い出す姿に涙してしまう。
ありのままの自分をさらけ出すってすごく恐ろしいし勇気のいることだけど、それを他の誰でもない、母親に受け入れてもらえるということがどんなに心強く嬉しいことか!
ユリシーズの成長は勿論だけど、
ユリシーズが家出した水曜日、いつもの場所に行ってもそこには彼らはいなくて、そうか、彼らもまた土曜日しか居場所がないんだ…とやりきれない気持ちになってしまった。
個人的に印象に残ったのは、ユリシーズがレイモンドと初めてキスした後階段を駆け上がるシーン、足下の落ち葉が花びらに見える(花びらだったのかも?)演出が可愛くてほっこり。
とにかく主人公のユリシーズがめちゃくちゃ美しく、最後のシーンなんて思わずもっと見せて〜〜〜!とバカデカ大声がでた。
幸せになってほしい。