自宅にて鑑賞
(簡易レビュー)
①パターソン市のパターソン氏の日常の物語である。
②展開に起承転結のようなものは特になく、1週間の日常が繰り返されていく。
③しかし、平凡で似通っていても、1日として同じ日はなく、少しずつ違いがある。
④「詩」もこの作品の重要な要素である。(パターソン氏の詩の才能は、残念な感じである。)この作品そのものが韻を踏みつつ繰り返されていく詩のようである。
⑤単なる言葉はやがて消えていくが、新たな言葉もまた、やがて生まれてくるもの。
⑥日はまた昇り繰り返す。平凡な繰り返しの人生にこそ、酒が旨くなるような詩的な味わいが隠されている。