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ジェイソン・ボーンのyutaのネタバレレビュー・内容・結末

ジェイソン・ボーン(2016年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

本作は、『ジェイソン・ボーン』シリーズの第5作目にあたり、前作『ボーン・レガシー』は、マット・デイモンさん演ずるジェイソン・ボーンの登場しないスピンオフ作品であったことから、第3作『ボーン・アルティメイタム』(2007年)の正式な続編となります。
監督は、第2作『ボーン・スプレマシー』(2004年)、第3作『ボーン・アルティメイタム』(2007年)で監督を務めたポール・グリーングラス監督です。


「トレッド・ストーン」計画の発展版である「ブラック・ブライヤー」計画の関係者は、ジェイソン・ボーン(マット・デイモンさん)らの活躍で失脚させたが、ボーン自身は消息を絶っていた。

それから数年後、ボーンは地下格闘技でファイトマネーを受け取ることで生活をしていた。ある日、ボーンの元に元CIAの
ニッキー・パーソンズ(ジュリア・スタイルズさん)が現れる。ニッキーは、ハッキングによりCIAが「ブラック・ブライヤー」計画に続く新たな「アイアン・ハンド」計画が進行中であることと、ボーンの過去に関する重要な事実を告げる。
「アイアン・ハンド」計画の露見を恐れたロバート・デューイCIA長官(トミー・リー・ジョーンズさん)は、2人の元に作戦員であるアセット(ヴァンサン・カッセルさん)を向かわせ、ニッキーは狙撃され殺害されてしまう。
また、デューイの部下であるヘザー・リー(アリシア・ヴィキャンデルさん)は、ボーンの愛国心を利用し、CIAに引き戻せると提案し了承される。

そして、ボーンはニッキーが残していた情報を元に動き始め、元局員のマルコム・スミス(ビル・キャンプさん)に接触し、「トレッド・ストーン」計画は、ボーンの父親リチャード・ウェッブ(グレッグ・ヘンリーさん)が作ったが、息子が参加者候補であることを知り、それを阻止するために「トレッド・ストーン」計画を暴露しようとして暗殺された事実を知ることになり・・・。


やはり、マット・デイモンさんとポール・グリーングラス監督のコンビは最高ですね。ストーリーがテンポ良く展開して行くに連れ、重要な真実も明らかになり、終盤には敵と対峙する流れ、とても素晴らしかったです。
ただ第1作目から継続して登場していたジュリア・スタイルズさん演ずるニッキー・パーソンズが死んでしまったのは残念でしたが、今後はアリシア・ヴィキャンデルさん演じるヘザー・リーが絡んでくるのかなって思いました。

ヴァンサン・カッセルさん演じる作戦員アセットは、冷酷非情でボーンに恨みを持っていて、更にボーンの父親の死にも関係していたというちょっと出来すぎた設定でしたが、何度もボーンの前に現れてはボーンを窮地に追い込む嫌な奴でした。終盤のボーンとのカーチェイスは迫力あり見応えありました。
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