2019.2.13 DVDで鑑賞。
東映の「温泉芸者」シリーズ。これは何作目になるのかな?
エロとコメディだけでなくチョッと人情話っぽい温かさや、ほろ苦さもあります。
初めは芸者vsあんま芸者の図式で客の奪い合いのドタバタなエロ喜劇だと思っていましたが、それは話の取っ掛かり程度に語られるだけで、後半は医者との純愛や三原葉子の恩師とのエピソードなんかもジーンっと来るものあります。
一応は医師を演じる石井監督常連の吉田輝雄が主演扱いになっていますが純粋な主役は三原葉子と橘ますみの2人。橘ますみは美人じゃないけど可愛らしさがあって悪くないですが、やはりここは三原葉子でしょう。彼女も年齢的にはこの頃は助演的な役どころが多かったと思いますがここでは若い子たちにドンドン追い抜かれていく侘しさとかを醸しつつも逞しく生きる姉御的ないい味を出していました。
東映の作品だけあってゲスト出演も豪華でした。