このレビューはネタバレを含みます
“会計士が実は暗殺者でした”という粗筋しか知らずに鑑賞。なんすかこの300のスパルタ兵みたいな家は(笑)父親は自閉症の長男を強く育てたいが為に色々と苦行を強いる訳ですが、この辺りから作品の真実味が薄れていったように思われます。終盤のオチもなんじゃそらで、兄弟やのにそんなことする？って感じやったし。別れた嫁の葬儀で粗相して死んでいった父親の回想シーンは笑えてしゃあなかった。バットマンでパンプアップし過ぎたベン・アフレックのもっさり体型で機敏にマーシャルアーツするのもちょっと違和感あったし、弟もあんな風に育ったのも理解に苦しむ。痛みが分かってたら、2人とも殺戮マシーンなんかにゃならんかったと思うんだけど。自閉症に苦しむシーンもリアリティに欠けるし、パズルが数学に結びつく過程もないし。度々出てくるジャクソン・ポロックは20世紀を代表する偉大な芸術家ですけど、この映画には勿体無いくらいチープな作品でした。本物を出せば作品の質が上がるとでも思ったんですかね？もっとシンプルにジャックリーチャーやイコライザー路線の作りだったら評価はまた違ってたかも
