ギャビーは隣人のトラヴィスと騒音や犬のことで揉める。
ところがトラヴィスが獣医であると知るあたりから2人は惹かれあう。
ニコラス・スパークスの原作をロス・カッツ監督が映画化したラブストーリー。
浄化の涙と、非日常なストーリー。
『きみに読む手紙』と比較して観ると何とも薄っぺらい内容。
ストーリーはベタベタ。
出会いからしておかしいのだが、お互い相手がいる中で愛し合う。
つまりは浮気を正当化したラブストーリーであり、これを運命の恋というのだからすごいものだ。
パートナーを持つ者同士が惹かれ合うラブストーリーというのは分かっていたので、それに対して不倫だ浮気だは言うつもりはなかった。
けれど、ヒロインギャビーの行動が極悪意味不明。
2人の男のどちらが本命なのかもわからないし、相手のどこが好きなのかもわからないし、そもそも何がしたいのかも分からない。
しかも周りは何故か最初から応援ムードで都合よすぎる。
大体、勉強に集中したいからって婚約者と離れて一人暮らししているのに、婚約者が出張行った途端浮気して遊び惚けてるし。
現実だったら訴えられてもおかしくない。
細かい描写がないから登場人物の心境も伝わってこないし感情移入できない。
主人公も「そうやってまた僕をイラつかせる」みたいなセリフを何度も言ってて、観てるこっちがイラついた。
お互いアッサリ乗り換えすぎて笑うしかない。
一番婚約者がかわいそうでした。
そして一番性格イケメンでした。
主人公も選択がどうのこうの言って講釈垂れてたくせに、最後は選択してないし。
特に目新しさもなく、よくあるラブストーリーという印象しかないや。
犬と子供は可愛かったけどね。
でもまぁ類似作なのは目をつぶるとして、最後まで諦めちゃいけない、って思わされた。
レビューとは関係ないけど、『ディセンダント』で有名なキャメロン・ボイスが病気で急逝してしまいました。
まだ20歳の若さなのに…。
『ディセンダント3』が遺作になってしまったようです。
ご冥福お祈り致します。