Hagieen

若葉のころのHagieenのレビュー・感想・評価

若葉のころ(2015年製作の映画)
4.2
ルゥルゥ・チェン主演。原題「五月一号」

母と祖母との三人で暮らしていた高校生バイ。親友と初恋とに心を悩ましていた。ある日母親が交通事故で意識不明となる。看病をする傍ら母のパソコンから母の初恋の相手の存在を知る。現在と母の青春時代が交互に描かれていく。

ビージーズの「若葉のころ」をモチーフに描かれた本作。台湾の青春映画が好きなので、これも待ちきれずに台湾でDVDを購入し中文字幕で鑑賞。日本公開時にも劇場にも行った。
台湾の青春映画は豊作だ。この映画が公開された年は「私の少女時代」も公開され収益的には「私の少女時代」に軍配が上がる。
本作の出演者がネットでの誹謗中傷で自殺するなどスキャンダルのせいもあるようだが、本作は「私の少女時代」に決して劣ってはいない。
明るく楽しい「私の少女時代」に対して「若葉のころ」はしっとりと見せる静のタイプで印象深い。

原題が「五月一号(五月一日)」なのに日本語タイトルが「若葉のころ」なのは何故だろう、と思っていたのだが、台湾でのビージーズの曲名が「五月一号」First of May というのにやっと気づいた。
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