リタ

バリー・リンドンのリタのネタバレレビュー・内容・結末

バリー・リンドン(1975年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

声に出して読みたい
シュバリエドバリバリーw


サイコパスバリーが各地で巻き起こす
奇想天外栄枯盛衰ストーリー

バリーはいつも行き当たりばったりなのに
多才でズル賢いので
いつでも何とかなっちゃうという…

行く先々で人を騙しては去る潔さは
クズ過ぎて清々しいほど。
シュール過ぎてずっと笑いながら見てた
失礼ながらナレーションがコントに聞こえた

しかし子供が死ぬのはみてられらん
あんなシクシクとかその程度じゃないだろ


画面がバロック絵画かと見紛うほど美しい
レディリンドンに至ってはアップでも
もしかしてマネキン??なんて思っちゃうくらい綺麗

衣装最高
音楽もいい


息子が成長してミックジャガーになってて笑った
あの天使どこ行った
ミック似の俳優の方、
キューブリックに惚れ込んで
今作以後は裏方に転身したそうな。

クライマックスの決闘シーンが
凄く面白かったのは彼の演技のおかげでしょう。
引退は残念だが裏方も出来る才能があって凄い


あとバリー役の俳優は目が死んでて
もうバリーそのものに見える。すごい。

終始深刻ぶって眉を顰めているけれど
悪い状況になっているのは
全部彼自身の暴走が発端なのである
あほらし


こんな彼でも、
思うところあって情けをかけたのだと考えると
バリーは「決闘」に
高潔な魂でもって挑みたかったのだろうよ

なのに決死の覚悟で突きつけた決闘で騙されて
変わってしまった彼の人生を思うと。
なんだか気の毒かも。

それも思春期をいとこにもて遊ばれたせい。


故郷が彼を薄情にしてしまったのか

最後の不幸も
母親の目論み違いなアドバイスのせいだしな。

サイコパスとか言ったけど
バリー自身も周りに恵まれなかったのかもね
リタ

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