このレビューはネタバレを含みます
「見えないけど確かにいる」演出がお見事。主人公のクマが酷いんだけど、眠れないほどの恐怖がとーっても伝わった。周囲からじわりじわりと攻めていき、孤立させようとする透明人間。監視カメラがびっしり付いたスーツのヴィジュアルが明らかになった時、あんまりにも気持ち悪くて、(ホラー的な意味ではなく)鳥肌が立ちそうになった…過激で執着心が強すぎるストーカー＝透明人間、見えないのも怖いけど、何を考えているのか分からない点も恐ろしかったです…。先日同じ監督の『アップグレード』観たけど、こちらもテクノロジーが絡んだようなお話でしたね。
精神を疑われてしまった彼女が、本当に精神を患ってしまう様子が何とも見ていて辛い。ラストに関してもコメントし辛い。親友親子がひたすら可哀想。あの後どう生きていけば良いのか…
