Otun

T2 トレインスポッティングのOtunのレビュー・感想・評価

T2 トレインスポッティング(2017年製作の映画)
4.2
変わらずの繁忙期。追われる日々に咆哮する中、たった1日。ほんの少しの時間と心の余裕が出来たので行ってきた。
『T2』。


今では齢を40を数え、やれ繁忙期だとか嘯き毎日を過ごしている私ですが。
20年前。当時学生。
地元福岡。あの頃流行りのミニシアター映画館で『T1』を観た。
出だしのイギーポップに上がり、アンダーワールドの響くあの便所シーンに引き、画面一杯の注射器の断面に溢れる血液に、何か『かっこええなぁ』と思った。当時、私、二十歳。小僧。

で、T2。20年、経過。
小僧→おじさん。登場人物も私も。

いやまぁ、切ない切ない。
あの頃、あんなにスタイリッシュだと思った全てが、今現在では、滑稽で。ギリギリで。
人生。
腐れ縁や、裏切り、繰り返される何か。
画面に映る過去と現在。フラッシュバック。
押し入れの整理とかして古いアルバムを開いて夢中になっちゃって、ふと鏡に映る自分をみる感じ?
台詞でもあるけど『ノスタルジアか?』。
わかんない。滑稽で切ない。けど、乾いてるし笑える。

いい続編だと思った。
すごい信じられた。


楽しかった。
さ。明日からまたがんばろかな。
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