かすとり体力

インディ・ジョーンズと運命のダイヤルのかすとり体力のレビュー・感想・評価

3.8
ついに観た!!

前評判はなかなかに微妙だったけど、いえいえ、十分に楽しめました。

まず冒頭、若き日のジョーンズが爆暴れするアクションシークエンス、そのアクションも凄いけど、ハリソン・フォードの壮年期の顔をCGで再現していてこれに感動。
全く違和感がねぇ・・・。

また、本シリーズに欠かせないトンデモ系のマクガフィンだが、今回の「アンティキティラのダイヤル」っつーのがこれまた絶妙で良き!

アルキメデスが時間の裂け目を特定するために作った装置て!これよこれ!
このトンデモ感。MMR(マガジンミステリー調査班)感。(誰も思えてないだろうが)

うん、確かに評判が微妙っていうのにも頷けるところはあり。

なんつぅか、全体的にもっさりしていて、テンポが感が悪いところが散見される。
それでいてランタイムは長いもんだから、そりゃもっと脚本上の工夫が出来んかったんかいな、という思考に自然となっちゃう。

あと、各キャラクターの行動原理が読みにくいところも多く、特にヒロインのヘレナ、こんな小悪党的なキャラにする必要あった?普通に愛しにくいんだが・・・。もっとステレオタイプのキャラにしたら上映時間短縮にも寄与しただろうし、少しもやるところ。

と、鑑賞中は若干のネガティブな印象も抱いていたが、本作ラストのケレン味溢れた展開、ここが超絶良かったので、全部ひっくるめて楽しかった~~!!となった次第。

ちょっとこれはやり過ぎでは・・・みたいな受け止めになる方も多いかもしれないが、なんでか分かんないけど私はここですんごいアガりました。

色んなご感想ありましょうが、インディー・ジョーンズの最新作が観れたんです。その事実だけでも良しとしましょう。
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