ナガノヤスユ記

マンチェスター・バイ・ザ・シーのナガノヤスユ記のレビュー・感想・評価

4.3
土地と深く結びついた経験の厄介さというのかな。
家族と過ごした記憶のために残りたいという甥と、家族と過ごした記憶のために去りたいという叔父と。
誰に罰されるわけでもないが、決して自分を許すことができない、自分で自分を罰し続けなければならないというリーの葛藤と弱さは、新しい家族を見つけてしまうことの希望や喜びと表裏一体なんだよね。

I can't beat it. ままある。