りょう

マンチェスター・バイ・ザ・シーのりょうのネタバレレビュー・内容・結末

4.0

このレビューはネタバレを含みます

あれほどまでの辛い思い、後悔、自分への責め、逆に元妻の方は元夫への責めを、ほんの少し乗り越えようとできるのはやっぱり時間、だと思った。

元妻の方は新しい婚約者、子供を授かり、相手を赦す心の余裕ができたからだと思う。リーは甥っ子との過ごす思い通りにいかない時間の中でも今まで拒絶して来た人と人の繋がりみたいなものを感じて、あとはランディから赦しの言葉を得て、そんなことで自分自身への責めが消えるわけもないけど、少し救われたのだと。

そんなことで子供を死なせてしまったことを忘れちゃいけない、なんて思うこともあるけど、こうやって時間をかけて少しずつ救われていい、それが人間だし、この映画がリアルで素晴らしい作品であると思った。
りょう

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