ぬーたん

ユダヤ人を救った動物園 アントニーナが愛した命のぬーたんのレビュー・感想・評価

3.6
この長ったらしい邦題は何ですかねえ😅
あれこれ迷って、もう全部くっつけちゃえ!てな感じ?
ナチスの映画が多い中、別の視点から描いているのが良かった。
実話で実際にこんな人が家族が居たことは称賛するしかないとは思う。
ただ、奥さんのアントニーナを中心に描いているが、実際に決断・実行したのは夫であるヤン・ジャビンスカだろうと思うから、映画的に脚色されているのは仕方ないとはいえ何だか、気の毒。
いきなり動物を救うのもアントニーナだしね。
朝ドラ『まんぷく』もアイディアをことごとく奥さんの福子の手柄にしているけど、実際は萬平さんだ。
主役に華を、は分かるが、少なくても全部思い付いたのは奥さん、はやり過ぎだと思った。
同じように、ヤンさんは奥さんとナチス将校の関係にジェラシーを感じたり、いつも肝心な時に留守だったり、という描き方は極端ではないか?
奥さんであるアントニーナ役は今人気のジェシカ・チャスティン。
40代とは思えぬ可憐な美人。ほっそりして綺麗だ。
ナチスの動物学者にダニエル・ブリュール。
冷酷なナチスの役を演じてもどこか品と優しさがある。
ユダヤ人を匿ったり、残飯と一緒に運んだり、バレやしないかというシーンでも、何故かヒヤヒヤすることもない。
何だろう、緊迫感とかリアリティを感じなかった。
実際に凄いことだし、飽きることなく面白かった。
動物も可愛かったし、可哀想なシーンもあるが…。
先日、マット・デイモンの動物園の映画を観たばかりだからか、動物園の描き方が物足りなかった。
息子の自分勝手な言動や、アントニーナの軽率な行動などにちょっとイライラ。
動物園の飼育員のイエジクが良い。
演じたのはマイケル・マケルハットン。変な名前😅
『ゲーム・オブ・スローンズ』ではボルトン役。
冷酷で物静かな役が上手かった。
今作でも、セリフは少ないものの、ラストまでいい感じ。
なんだかんだ言ったものの、やっぱりラストは感動。
ぬーたん

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