akihiko810

ウインド・リバーのakihiko810のレビュー・感想・評価

ウインド・リバー(2017年製作の映画)
3.7
「この地では"運"なんてない。生き残るか、諦めるかだ。」
gyaoで視聴。サスペンス映画。

厳寒の大自然に囲まれたアメリカ中西部ワイオミング州にあるネイティブアメリカンの保留地“ウインド・リバー”で見つかった少女の凍死体―。
遺体の第一発見者であり地元のベテランハンターのコリーは案内役として、単身派遣された新人FBI捜査官ジェーンの捜査に協力することに。 ジェーンは慣れない雪山の不安定な気候や隔離されたこの地で多くが未解決事件となる現状を思い知るも、 不審な死の糸口を掴んだコリーと共に捜査を続行する…。

前評判が良かったので、観た。結論から言うと、前半部のサスペンスは退屈、後半部の銃撃戦のシーンは最高。ということで、「良作及第点」のこの点数。
前半部のサスペンス部分は、雪山をほぼ延々移動してるだけで面白くなかった。
「ネイティブアメリカン社会の闇を暴き出す」という映画のあおりをみてたので、オチの犯人が「差別や社会の歪み」を体現した人物なのかと思いきや、単に「山奥ですることが何もないから」という「ただのクズ野郎」でしかなかったのも興ざめであった。
ただし、銃撃戦はとても面白かった。遠くの雪山から狙撃されるシーンは凄い。

期待以上ではなかったが、それなりに良くできた良作というところか。
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