このレビューはネタバレを含みます
いきなりリストラかよとデッドプール自身も茶化していたけれども、彼女が死ぬ前から生きること自体がタチの悪い冗談でしかなかった彼だから、大切な人を失ったこともタチの悪い冗談の延長線上として捉えるしかないのだということが痛いほど伝わってきて、バカみたいなシーンの連続に笑わせてもらいつつも、それでも続く煉獄のようなこれからを思うと、Xフォースとか言ってふざけている姿が切ないやら愛おしいやらで泣けてきてしまい、彼の望む死をできることなら叶えてあげたかった。
だからきれいなライアン・レイノルズになったときは心の底からお疲れ様と言いたかったし、けれども話の都合上また自分たちを楽しませるために帰ってこなければならないこともわかっていたから、戻ってきたって辛いだけなのに、それでも帰ってきてくれるんだなと。
ならばもうありがとうしか言えないよ、くそ。
と感激していたら、タイムマシンの修理が完了したらしいし、とりあえずこれで彼女も帰ってくるのかもという気もしたので、これはこれでよかったねデップーってことで。